【第65回】
日本婦人科腫瘍学会学術講演会

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第65回学術講演会運営事務局

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会長挨拶

 このたび、第65回日本婦人科腫瘍学会学術講演会を担当させていただきます島根大学医学部産科婦人科の京哲です。島根県では本学術講演会は初の開催となり、大変光栄に存じます。
 会期は令和5年7月14日(金)〜7月16日(日)で、会場は松江市の「くにびきメッセ」です。学会のテーマとして、Beyond boundaries 〜研究が切り拓く臨床のnew normal〜を掲げました。婦人科腫瘍学の世界は、ここ5年ぐらいで劇的な展開を見せています。がんゲノム医療が日常診療に加わり、PARP阻害剤、免疫チェックポイント阻害剤の保険適用、AIの実用化、子宮頸癌MISに対するアラート、など10年前には思いも付かなかった急速な展開で、知識の整理とupdateが大変な時期に入ってきました。
 このように一気に押し寄せる新たな潮流は、変革のための最大のチャンスです。婦人科腫瘍学には、子宮頸癌治療の放射線vs手術療法、内視鏡 vs開腹手術、従来型抗がん剤 vs分子標的治療薬など、既成概念に基づいた境界線(Boundaries)が存在していました。ここで境界を打破し、ユニークな視点で臨床のnew normalを確立しようというのが本学術講演会の狙いです。そこでディベートなどBeyond boundaries を議論していただく様々な企画を準備しました。果たして境界の先に何が見えるのか? ポスターはその思いを込めて作りました。
 臨床のnew normalを確立する、言うは易しですが、そのためには、研究というものがやはり重要になってきます。なぜ?という素朴な疑問から研究に携わり、病態解明や治療法開発への夢を見るという、働き方改革の中で忘れられがちなリサーチマインドこそが肝要であることを、本学術講演会では今一度リマインドしたいと思います。そのため、婦人科発癌のメカニズムの探求や若手研究者によるTR研究など、ベーシックなシンポジウムを盛り込みました。またJohn Hopkins Medical Institutions のIe-Ming Shih先生、医薬基盤・健康・栄養研究所理事長の中村祐輔先生による特別講演を設けました。両先生とも、oncology researchの分野で現状打破に挑戦し続けた先生であり、Beyond boundariesに相応しい演者としてお招きしております。
 前回久留米での第64回学術講演会では、コロナ禍においてリアル開催とWebを融合させたハイブリッド方式が初めて本格的に導入され、大変好評でした。本学術講演会でも原則ハイブリッド方式を採用したいと考えますが、重視したいのは、会員同士の相互交流です。リアル開催でしか味わえない臨場感と会期中の横の繋がりこそが本会の本質であると考えます。そのうえで、いかに効率的にWebを取り入れるかが工夫のしどころであり、またこのような方式がさらに進化してnew normalになるのか、本学術講演会ではその点にもメスを入れることになります。まさに開催方式のBeyond boundaries です。
 島根県、特に学会場のある松江近辺には多数の温泉があり、また出雲大社を始め、神話に登場する数々の神社群、和庭で連続日本一を獲得し続け、横山大観の絵がこれでもかというぐらい鑑賞できる足立美術館、世界遺産の石見銀山など、名だたる観光名所もありますので、こちらにもぜひお立ち寄りいただきたいと思います。スタッフ一同盛会となるよう鋭意努力し、皆様をお待ち申し上げます。

第65回日本婦人科腫瘍学会学術講演会
会長 京 哲
(島根大学医学部産科婦人科 教授)